このブログを始めてから数年、いつか欲しいと思っていたキーボードをついに手に入れました。
その名も「HHKB Professional HYBRID Type-S」
3万5000円もするキーボードが一体どれほど優れているのか、紹介していきます!
Professional HYBRID Type-S
HHKB(Happy Hacking Keyboard) は東京大学名誉教授の和田英一氏の「鍵盤配列にも大いなる関心を」という提言から生まれたメイドインジャパンのキーボード。
初代の発売は1996年、僕と同い年ということもあり勝手に親近感が沸いています。
今回購入した「Professional HYBRID Type-S」は静電容量無接点方式で一般的なキーボードのように機械接点がなく、ある一定レベルまでキーが押下されることで入力したキーが認識される仕組みで、物理的な接点がない分信頼性、耐久性に優れています。
ちなみにこの静電容量無接点方式のスイッチは同じ仕組みのキーボードである「リアルフォース」を発売する東プレからOEM供給されているそう。
パソコンへの接続はBluetoothまたはUSB-Cケーブルによる有線接続。有線の場合はケーブルから給電も行います。
またBluetooth接続で使用する際の給電元を内蔵バッテリーではなく単三電池にすることで、バッテリーの消耗によるキーボード寿命の早まりを防いでいます。
Type-Sの「S」は高速タイピング性の「Speed」と静粛性「Silent」から付けられた名前で通常の「HHKB Professional HYBRID」と比較すると5000円ほど割高になるフラグシップモデルです。
僕が購入したのは日本語配列の「墨」というカラーのモデル。
黒とは違って名前の通り和紙に墨を垂らしたような黒で「和」を感じます。
詳細なスペックは以下の通りです。
モデル | 英語配列 | 無刻印 | 日本語配列 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
型名 | PD-KB800BS | PD-KB800WS | PD-KB800BNS | PD-KB800WNS | PD-KB820BS | PD-KB820WS | |
色 | 墨 | 白 | 墨 | 白 | 墨 | 白 | |
JANコード | 4939761310669 | 4939761310652 | 4939761310683 | 4939761310676 | 4939761310706 | 4939761310690 | |
インターフェース | Bluetooth Ver4.2LE Class2、USB Type-C(ケーブルは付属しません) | ||||||
無線操作距離 | 最大10m | ||||||
カスタマイズ機能 | DIPスイッチ、キーマップ変更機能※1 | ||||||
キー数 | US配列60キー | JIS配列69キー | |||||
キー仕様 | 静電容量無接点方式、キーストローク3.8mm、押下圧45g | ||||||
サイズ | 294(W)×120(D)×40(H)mm キートップ上面まで | ||||||
質量 | 540g(電池含まず) | 550g(電池含まず) | |||||
電源 | 単3形乾電池×2本、USBコネクターからの給電 | ||||||
動作時間 | アルカリ乾電池使用時の目安:約3カ月(当社環境でのテスト値であり、保証値ではありません) | ||||||
サポートOS | Bluetooth接続 | Windows 8.1 / Windows 10、macOS 10.14以降※2、 Android 4.4以降、iOS 11.4以降、iPadOS 13.0以降 |
Windows 8.1 / Windows 10、 macOS 10.15以降※2※3、 Android 4.4以降、iOS 11.4以降※4、 iPadOS 13.0以降※4 |
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USB接続 | Windows 7 / Windows 8.1 / Windows 10、macOS 10.12以降 |
HHKBのここがいい①クセになる打鍵感
HHKBのレビューでよく見られるのがこのクセになる打鍵感。
このレビュー記事作成で初めてこのキーボードを使っていますが、とてもクセになります。
今までのMacBookAir純正キーボードでも不便はなかったのですが、これを知ってしまうと後戻りができません。
HHKBを叩きたいがために記事をたくさん書いてしまいそうな予感。ブログに対するモチベーションをここまで上げてくれるとは思っていなかったので3万5千円が安く感じてきます。
音で説明すると「スコスコ」という打鍵感。とにかく最高です。
HHKBのここがいい②複数端末に接続可能
僕は会社用のパソコンがWindows、プライベート用がMacなので両方に対応しているキーボードが必要になります。
「Professional HYBRID Type-S」はもちろん両方に対応しているためこの点は助かります。
さらに複数の機械(最大4台)に同時接続ができ、切り替えも指定したショートカットキーで可能。
Macで作業していても、すぐに仕事用のPCに切り替えることができるので作業効率が上がります。
複数台接続する場合、2台目以降は「Fn」+「Q」でペアリングモードにしたのち、「Fn」+「Control」+「任意の数字1から4」を押すと接続することが可能です。
HHKBにここが残念③キー配列に慣れない(Windows)
HHKBのキーボードは必要最低限のキーをコンパクトなスペースに配置しているため、コントロールキーがAの左横にあったりとキーの位置が一般的なキーボードに比べると若干異なります。
これはMacに慣れているユーザーにとってはそこまで問題ではありませんが、Windowsに慣れている人にとって慣れるまで時間がかかります。
ただHHKBにはキーマップ変更機能が備わっており自分の好きな場所にキーの役割を移動できるので、そこまで大きな問題では無いかもしれません、
また「Professional HYBRID Type-S」はキーボードの高さが高いため、パームレストなどで高さ調整しないと長時間の使用は普段より疲れます。
まとめ
色々な人がトリコになるHHKBのキーボードですが、この打ち心地を体験すると納得できます。
実際に体感できる店舗が少ないのが残念ですが、お近くで体験できる方はぜひ試してみてください。
まだ使い始めたばかりなので、これからキー配置を自分好みにカスタマイズしたり、キーボードに慣れていきたいと思います。
しばらくはこのキーボードのおかげでブログ執筆が捗りそうです。
それではまた!
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